三桂小僧研究#012&#013
※一旦記事UP後、9時頃に一部追記。
また大地震にやられては叶わないので、真面目にブログ更新^^;
尚、第12番が3手詰の小品(ナガサワ君、解いてみては如何?)なので、今回は第13番もまとめて取り上げます。
「三桂の詩」第12番
「三桂の詩」第13番 変長
<第12番>
本局に関しては、出題当時に鶴田主幹によって書かれた解説で言い尽くされてる感がありますので、引用させて頂きましょう。直接の出典は「三桂の詩」P10です。(※は引用者中)
☆(※2手目)同銀の処を同玉なら頭金です。(中略)
☆初手41(61)飛がうまい手です。詰将棋独特の着想で、これ以外に詰みはありません。平凡に初手42(62)金の如きは61(41)玉と逃げられてこの玉は捕まりません。41飛のコツを会得して下さい。
<第13番>
本局は三桂小僧さんが詰パラ初入選を達成した作品。
高校出題作といっても、当時と今とでは全然手数区分が違うようですね。
前半に紛れ・好手を織り込んで後半を無難にまとめるという、氏の作風が現れてきた感じですが、現代の目で見ると残念ながら収束の変長を以って出題不適という事になりそうです。
僕は規約論やその類の歴史には詳しくないのですが、本局が発表された頃はこのようなキズにもルーズだったように聞いています(実際、「三桂の詩」に転載されている、出題当時の解説や短評に変長への言及は見当らない)ので、ある程度仕方のない面はあるのかも知れません。
むしろ気になるのが1980年発行の「三桂の詩」にも言及がない点。今年の初めに丁度同時期(’78年~’79年)のパラバックナンバーを入手した訳ですが、そこでは読者サロン等で熱い(そして時にはやや乱暴な)規約論争が行なわれていますので、出題当時とは状況がかなり違っていた筈です。
もっとも当時の規約論は議論百出で、「戦争」に喩えられたそうですから、それはそれでなかなか触れ難かった可能性もありますが。
<追記>
今しがた気付いたのですが、「三桂の詩」の終りの方で塩沢さん(編者)は、好みの10局の1つとして、この第13番を挙げてらっしゃいました。という事は、編者はそもそもこの変長を気にしていなかった可能性が高いですね。
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